2007年10月03日

通勤・・・ただそれだけなのに

その頃、事務所には所長用の車があるだけでした。
フィリピンは、公共交通手段がまったくといっていいほど発達しておらず、移動には車を利用するしかありません。
毎朝、事務所に行くときは、所長が来るまでよってくれましたが、夜、所長に接待などの予定が入っていると、車がなくなります。
ローカルのトップが自家用車を持っていて、時々送ってもらいましたが、彼は5時になると速攻で帰ってしまいますので、ちょっとでも残業しようものならもういません。
彼の家とはまったくの逆方向なので(当時はそれすらもよくわかっていなかった)、毎回遠回りさせていたことになります。
夕方のラッシュアワーのことですので、本人にしてみればたまらなかったことでしょう・・・。
つかまる前にさ〜っと逃げられていたのかもしれませんね。
現場の方が事務所に用事があるときには、一緒に乗せてもらったりしていましたが、それも毎日というわけにはいきません。

結局、タクシーです。

ゴールデンタクシーという車体を黒く塗ったタクシーがありました。
中国人がオーナーで、このタクシーならばダイジョウブだけど、ほかのタクシーは危ないから乗ってはいけませんとよく言われていました。
・・・が、そんなに都合よくゴールデンタクシーが通りかかるはずはありません。
いろんなタクシーに乗りました。

事務所にノーラさんという秘書の女の子がいました。
独身で、30少し前のポチャッとした感じの、大きな声でよく笑う明るい子でした。
タクシーに乗るんだったら、場所をいうぐらいはタガログ語で話せなきゃいけないだろうと思い、彼女に教えてもらいました。
私のタガログ語の勉強はこうして始まったのです。
パームビレッジというのは、マイナーなビレッジでタクシーの運転手でもあまり知っている人はいません。
『パームビレッジで知ってるかい?』
タガログ語で、
『アラム モ バ アン パームビレッジ?』
これを帰る前に事務所で暗記して、アヤラどおりで実践です。
夕方はすごく混んでいるので、まずタクシーが停まってくれません。
停まっても、聞くとほとんど場所を知りません。

その頃のタクシーといえば、エアコンのないやつがほとんどでした。
初乗りが2.5ペソ
エアコン車だと12.5ペソだったと思います。

後部座席は危ないので、助手席に乗ります。
なんかあったときにハンドルをつかんだり、直接運転手とやりあうためです。
ロックをするところのぽっちはプラスチックのカバーが壊れて金属の棒が飛び出しているだけです。
窓を開けようと思ってもハンドルがありません。
窓はいつもあいていますので、雨がふったら閉めなきゃいけません。
運転席にひとつだけハンドルがあって、それを借りて閉めます。
使い終わったらすぐに運転手に返します。
座席はほとんどぼろぼろで、注意しないとクッションのばねがおしりに突き刺さります。
ズボンを何本だめにしたことでしょう・・・

会社から寮に帰る・・・ただそれだけのことなのに、大変な苦労をしたのでした。

ふらふら

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posted by マニラのおぢさん at 08:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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