2008年08月15日

スプーンが300本?!

 

どうにもこうにも元気が出ません。
少しオチ気味です。
・・・何とかしなきゃ。。。

というわけで、気力を振り絞って昔の話です。

ちょっと堅いお話かも・・・。
工場に勤め始めて、経理も見ることになりました。

この国の人たちは、そもそも資産管理というものがまったくわかっていません。
買ってしまったら、後はどうでもいいんです。
フィリピン企業の見積もりが安いのは、人件費が安いこともさておき、見積もりの中に機械の減価償却費が入ってないからじゃないでしょうか?

メイドでも米がなくなってからじゃないと『ない。』といってくれません。
そのときにお金があればいいですけど、なんかの拍子で現金がなかったりすると大変です。
ご飯が食べられなくなってしまいます。
こんな思いをした人、結構多いのでは。。。?

ちょっと話がそれました。
f(^_^; スンマセン

さて、工場でそろそろ仕事をしようかと思った私は、経理部長に資産のリストはあるかと質問をしました。
『ある』と胸をはっていいます。
『ちょっと見せて』
しばらくして、経理部長が資産リストを持ってきました。

すごい資産を見つけてしまいました。

スプーン  300本
フォーク  300本

『何これ?』

『資産です。1年以上使える。』
経理部長が胸を張って答えました。
確かに会計年度を超えて使用できるものは資産というカテゴリーに入るのかもしれません。
それにしても・・・

『で。今何本あるんだ?』

経理部長、当然答えられません。
当たり前ですよね。
こんなものを資産に乗せてどうするんでしょう?

『こんなものを資産に乗せちゃいけないよ。』

経理部長、まだぶつぶついってます。

日本では、資産の計上基準が商法で決まっています。
フィリピンでは、経済的に合理的なものという決まりがあるだけで、何ペソを越えたら資産という決まりはありません。
各社が自分たちで決めていいのです。
そういう意味では、金額の基準を設定せずに、1年以上使えるかどうかという基準で設定してあったのです。
全然、実務的じゃありません。
その上、資産のたな卸しなどやったこともありません。

もうひとつ見つけてしまいました。

工場の建築費です。
工場の建築費の支払いは、前途金を払って後は毎月の出来高払いでした。
普通は、工場が完成するまで、『建設仮勘定』という費目で処理し、完成引渡しを受けた後で、『建物』という勘定に振り替えて、ここから減価償却を開始します。
ところが、この会社では前途金を支払った翌月から減価償却を始めていました。
1軒の工場なのに、減価償却が10回くらい分けてあるのです。

機械の輸入も同じです。
当然、コンテナでもってきていますので、何台もの機械をまとめて輸入します。
減価償却は?・・・もうわかりましたよね。

『O月X日輸入分機械』です。

これ、機械が壊れたり、売ったりした時にどうやって処理するんでしょう?
しかも、通関費用は別に計上、減価償却です。

さてさて、どうしたものでしょう?
まずは、経理部長に説明するところからはじめました。
このままでは資産リストはめちゃくちゃです。
やっと理解してくれたようですので、
『資産のたな卸しをして、機械に番号を振るぞ』ということになりました。

結果、1年以上ほったらかし。
リストのほうは何とか訂正させました。
疲れるでしょう?
でも、このくらいはフィリピンでは当たり前なのです。。。

(-^〇^-) ハハハハ



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posted by マニラのおぢさん at 09:28| Comment(0) | TrackBack(0) | おぢさんの昔話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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