2008年07月16日

副社長は情報通。

一日雨が降っていました。
どうやら台風が来ているようです。

昼過ぎに二女から電話がありました。
熱が上がって、保健室にいったそうです。
学校のドクターが帰宅しなさいといったので、迎えに来てほしいという電話でした。
37度8分の熱だったそうです。
いつもよりふにゃふにゃしていますが、思ったよりも元気そうです。
安心しました。

さて、昔の話をしましょうか。。。

専務の話をしましょう。
この専務、創業社長の奥様の弟にあたる人です。
まだ、町工場で機械が一台しかなかったころから、社長と二人で一生懸命製造を担当してきた職人さんです。
技術的にもすばらしいものをもっていて、日本人の現場の人たちみんなから慕われていました。
現地の人たちも然りです。

専務は、現地の肩書きは副社長でした。
月のうち2週間くらいやってきます。
後の半分は、本社で勤務というわけです。
昔からの職人さんですので、タガログ語はもちろん、英語もまったく話せません。
工場に来ると、会議室に入ります。
そのころ、会議室だけはタバコが吸えました。

会議室のテーブルに座って、お茶を頼みます。
おもむろにタバコをふかして新聞を読み始めるのです。
歯軋りの癖がありますので、『ギュギュッ』と音をさせながら、新聞をくまなく読んでいます。
私を含めた日本人がタバコを吸いに会議室に入ると、井戸端会議のスタートです。
夕べ、どこの店に行ったとか、どこのカラオケのおねーさんが良かったとか、女の話が8割くらいでしょうか?
後の2割が仕事の話です。

時々姿が見えなくなります。
新聞を読むのに飽きると散歩です。
通訳を一人つれて工場の中をくまなく歩いて回ります。
現場の現地人の従業員に声をかけて、歩いていました。
『タタン』(お父さんって言う意味)とみんなから慕われていたのです。

この副社長、現地人の人間関係を実に細かく把握していました。
誰と誰が最近付き合い始めたとか、あの子は最近妊娠したようでO月X日には出産の予定だとか、あの二人は結局うまくいかなくて別れてしまったなどという話をよく知っているのでした。
散歩と称して、工場の中を歩き回り、みんなに声をかけていってこういう情報を聞き出していく。
これこそが、工場の従業員とうまくやっていく秘訣なのです。
従業員は、みんなこの副社長が大好きでした。



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posted by マニラのおぢさん at 20:46| Comment(0) | TrackBack(0) | おぢさんの昔話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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